蔵元の雫に使われているのは「都鶴」という京都の伝統的な酒です。
都鶴はこだわりの京都産原料で作られたお酒です。
今回はそんな都鶴のこだわりの原料についてご紹介します。
こだわり原料➀「伏水」
都鶴は、酒処として有名な伏見で180年以上前に誕生しました。
伏見のまちを歩いていると、いくつもの酒蔵が見られ、
豊臣秀吉が築いた伏見城の外堀にあたる濠川越しに酒蔵群を眺めることもできます。
伏見は昔から良質な地下水に恵まれています。
名水「伏水」は桃山丘陵地帯に流れる良質な地下水です。
日本酒の仕込み水としても使われ、口当たりの柔らかさが特徴です。
成分を加工していないナチュラルウォーターの「伏水」は、
カリウム、カルシウムをバランス良く含んでいますので、
緑茶・紅茶・コーヒーはもちろん、お酒の水割りにもお奨めです。
都鶴は、そんな良質な水である伏水を使用しているので、
特別な口当たりと風味をもたらし味わい深い酒になっています。
こだわり原料➁「祝米」
都鶴の酒は、その他にも京都独自の酒造好適米「祝」を使用しています。
祝は、昭和八年(1933年)に京都府立農事試験場丹後分場(現京都府丹後農業研究所)で誕生しました。
当時から良質の酒米として高い評価を得ていたものの、
戦争による食糧難の影響や、草丈が高く倒れやすい性質で機械化に適さなかったことから栽培が減少し、
昭和40年代以降、栽培が途絶えていました。
その祝が再び脚光を浴びたのは昭和60年代です。
高級酒志向が高まる中で「京都の米で京都独自の酒を造りたい」という気運が高まり、
京都の伏見酒造組合が祝に注目しました。
農家と酒造組合が力を合わせて復活に取り組み、平成4年から再び栽培が始まりました。
現在では府内各地の契約農家で栽培され、府内の蔵元だけが祝を使った酒造りに取り組んでいます。
祝米は吟醸酒などしっかりと精米する酒造りに適しており、
京の水と仕込むと、きめ細やかなやわらかくふくらみのある味わいを醸しだします。
現在、祝は丹波・丹後で栽培され、淡麗な味と独特の芳香を特徴とする祝の酒は、
伏見を中心に京都の蔵元でつくられています。
こだわり原料➂「京の花酵母」
都鶴は「京の花酵母」という酵母を使用しています。
酵母は酒の味や風味を左右する重要な役割を果たしています。
バナナのような香りのするフルーティーな日本酒を造るには、
お米を心白と呼ばれるほぼ純粋なデンプンの層まで削る必要があります。
しかし、精米をすればするほど時間がかかりますし、お米の量も減ってしまいます。
しかも、精米度の高いお米は酵母が生きるための栄養分をほとんど含んでいないことになります。
また、酒の醸造は、酵母の生育適正温度よりかなり低い5℃~10℃で通常より長い日数をかけて行いますが、
長く飢餓の状態におかれた酵母はさまざまなストレスを受けることになります。
その結果、死んでしまった酵母の細胞から漏れ出てくる成分によってお酒に雑味が生じることがあります。
冬場だけとは限らないお酒造りの工程を長く低温に維持することも容易ではありません。
そこで開発されたのが京の花酵母なのです。
低い精米度、高い温度設定でもバナナのような香りの成分(酢酸イソアミル)の高い生成能を持つ酵母を開発したのです。
これにより、雑味が少なく香り豊かなお酒を造ることができました。
そんな京の花酵母を使用した都鶴は芳醇な香りが特徴的な味わい深いお酒です。
こだわり抜いた酒、都鶴を使用した「蔵元の雫」
「蔵元の雫」シリーズはこだわりの原料で造られた酒を使用している事から、
その意思と成分を受け継ぎこだわって化粧品として製造されました。
都鶴の酒に含まれる美容成分は通常の2倍とされています。
その理由として通常、日本酒を醸造する際は米の大部分を分解してしまう為、
酒粕に含まれる美容成分は少なくなってしまいます。
しかし、都鶴は通常の2倍の酒粕を残して日本酒を製造している為、
酒粕に含まれる美容成分も、通常の2倍となるのです。
そんな酒の美容成分を配合した「蔵元の雫」でぜひ皆さんも美肌を目指してくださいね。
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