クリームに含まれる「シュガースクワラン」とは
皆さんは、シュガースクワランという成分を知っていますか?
蔵元の雫の美容クリームや薬用美白シワ改善クリームにも含まれている成分で、さとうきびを原料としているスクワランのことを指します。
スクワランとは、天然由来の保湿成分のことで、様々なスキンケア用品に多く取り入れられています。
さらに、シュガースクワランは、動物性のスクワランと比べると、皮膚への刺激が少なく、幅広い方に使用できるので、人気の成分となっています。
また、シュガースクワランの主成分であるサトウキビは、再生可能資源なので環境にもやさしいのが特徴です。
シュガースクワランの特徴
さとうきびからできる天然成分のシュガースクワラン。
主にスキンケアとして活躍していますが、その他にもヘアケアや医療用途としても活躍する万能な成分で、様々な成分と掛け合わせても、刺激が少ない優しい成分です。
そんなシュガースクワランの主な効果・効能は以下の通りです。
- 高い保湿効果
スクワランは、粒子が細かく、軽いテクスチャーのため、肌の角質層に浸透しやすく、内側からしっかりと潤いを補給します。
また、シュガースクワランは、水分や汗と混ざり合うことで肌の表面に「皮脂膜」を作りだすことができ、肌内部の水分蒸発を防いでくれます。
そのため、保湿成分をお肌に閉じ込めて、お肌のしっとり感を長く持続させる効果があり、お肌が乾燥するのを防いでくれます。
保湿効果が高いことで、乾燥による小じわや、お肌のくすみを防いだり、メイク崩れを防止してくれる効果があります。 - 皮膚のバリア機能をサポート
スクワランを肌に塗り込むことで表面に形成される「皮脂膜」は、お肌を外部の刺激から守る役割も持っています。
また、スクワランは角質細胞にある「細胞間脂質」の不足を補い、隙間を埋めてカバーしてくれる効果もあります。
これにより、バリア機能の高い柔らかな肌を保つことができます。 - 肌なじみが良い
スクワランは人の皮脂成分に似た成分を持っており、成分の分子量が比較的小さいため、お肌にスムーズに浸透することができます。
また、他の油性成分に比べてサラサラとしたテクスチャーでべたつかず、軽い使い心地で使用することができるので、日常使いに最適な成分と言えます。 - 酸化しにくい成分
スクワランは、元となる「スクアレン」に水素を飽和させて作られています。
この飽和構造によって、紫外線にさらされたり、熱や空気中の酸素などの外部の環境に触れた場合でも、酸化が起きにくくなります。
酸化しにくくなることで、長期間使用しても劣化がしにくくなり、安全性が高まったり、お肌のトラブルを未然に防いでくれることが期待できます。 - エイジングケア効果
シュガースクワランでお肌の潤いを保ったり、お肌を柔らかくすることで、エイジングケアにもつながります。
お肌の酸化ストレスも、お肌の老化を加速させる一つの要因となります。
酸化しにくい成分のシュガースクワランは、お肌に負担をかけずに健やかなお肌をキープしてくれるので、アンチエイジングにもなります。 - 低刺激で敏感肌にもやさしい
シュガースクワランは、人の皮脂に近い構造をしています。
そのため、肌にとってとても自然で、違和感なく受け入れることができるため、敏感なお肌でも刺激が起きにくく、お肌にとってのリスクが低いのが特徴です。
また、ヒアルロン酸やセラミド等の他のスキンケア成分と同時に使っても刺激を引き起こすことがないので、単独でも混ぜて使用しても安心して使用することができます。
お肌に優しいので、敏感肌の方はもちろん、デリケートな赤ちゃんやご高齢の方へのスキンケアや、バリア機能が重要なアトピー肌の方の保湿にもお使いいただけます。 - 髪への効果も期待できる!
シュガースクワランは、お肌だけでなくヘアケアとしても効果を発揮します。
お肌同様、髪にも馴染みやすいため、髪の潤いを保ちながら乾燥を防いでくれます。
また、髪の表面をコーティングして光を反射することで、髪のツヤ感が生まれ、しっとりなめらかに見える仕上がりに。
さらに、シュガースクワランが髪の内部に浸透することで、切れ毛や枝毛などから守ったり、カラーやパーマ後のケアにも役立ちます。
まとめ
今回はシュガースクワランについてご紹介いたしました。
シュガースクワランは、スキンケアにおいて優れた保湿効果を発揮します。
肌の角質層に浸透し、水分蒸発を防ぎながら潤いを閉じ込め、乾燥から肌を守ってくれる、優れた成分です。
また、肌バリアを強化し、外部刺激から保護します。
軽いテクスチャーでべたつかず、敏感肌や乾燥肌にも安心して使用可能です。
特にエイジングケアに効果的で、肌に柔軟性とツヤを与え、シワやたるみを予防します。
化粧水後の使用や、ナイトクリームとしても活躍し、肌を健やかに保ちます。
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